財務省パペット政権

 

現野田政権は財務省パペット(操り人形の意味)政権と呼ばれている。

財務官僚に言わせれば、操り人形ではなく、パーなペットと言うことらしい。

自民党右派に近い考えというだけで、ポリシーもなければ、

思想もビジョンもない凡庸な政治家野田などをちょろまかすのは財務官僚にとって、

赤子の手をひねるよりもたやすいことなのだろう。

民主党への政権交代の前には、あれだけ「シロアリ退治」を熱弁(注1)していたのに、

財務官僚の「ご説明」という名の洗脳を受けたら、あっさりシロアリの仲間入りである。

野田は2011年民主党代表選の時、「便所の神様」相田みつを(注2)の詩を引き合いに出して、

自ら「どじょう」と名づけた。かつて森喜朗は「サメの脳みそ」と言われた。

野田はまさに「どじょうの脳みそ」ではないか。政治家という以前に、人間としてのまっとうな感覚もなければ、思慮もない。まさに「どじょう」は納得できる。

日本の最高権力者、内閣総理大臣とはこの程度でいいのであろうか?

そういえば、その昔、確か海部が首相になる時だと思ったが、「神輿は軽くてバカがいい」

と自民党長老から言われていたのを思い出す。

財務省の思惑通り消費増税をゴリ押ししたかと思えば、集団的自衛権まで言及する。

官僚にとってこんなに使い勝手のいいパーなペットはいないのではないか。

各省庁の官僚は、このペットがいる間に自分たちの意見も言わせておけとばかりに動いているように思えてならない。

 こんなパーなペットでもかつて名言を吐いた。

小沢一郎が民主党に合流した時、「モーニング娘に天童よしみが入ってきたようなもの」と言った。

最近モーニング娘の小娘どもは目障りな天童よしみを追い出したということか。

そのためにモーニング娘は崩壊寸前である。

 

参考文献:江田憲司「財務省のマインドコントロール」

     植草一秀「日本の再生」

八幡和朗「松下政経塾が日本をダメにした」

 

(注1)野田が政権交代前に行った有名な「マニフェスト能書き」「シロアリ退治」街頭演説

http://www.youtube.com/watch?v=qmZoWlsr76o

(注2)相田みつを(1924年〜1991年)は詩人、書道家。

コラムニストの小田嶋隆が「便所の神様」と命名した。

地方の観光地の便所に、相田の書や詞が掲げられていることからこの名がついた。

相田みつを信者も多いが、批判も多い。

何でもかんでも自己責任に転嫁しようとする説教じみた詩に、違和感を覚える。

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