2015年 新年のご挨拶―遅ればせながら謹賀新年!


あけましておめでとうございます

皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます

皆さまにとって良い年でありますように・・・


とは言っても、世の中実に嫌な雰囲気ですね。アホなアベチャンの大暴走は止まりそうもありません。こうなってはアベチャンに不快感を持っているアメリカちゃんに歯止めをかけてもらうか、絶対的権力の腐敗による内部崩壊を期待するしかありません。アメリカちゃんがガキンチョアベチャンの危険極まりない火遊びをどこまで許すのかも見ものです。本来敵である米帝(ベーテー)に期待したり、神頼みのような状況であることは情けない限りです。


 今一冊の本が話題になっている。フランスの経済学者トマ・ピケティ氏か書いた「21世紀の資本」である。ピケティ氏は「21世紀のマルクス」とも呼ばれているらしい。この膨大な学術書を簡単に読みこなせるような能力は私にはない。今は聞きかじり程度のことしか言えない。この中で、60年代、70年代は経済成長が資本の蓄積を上回った特異な時代であったということが指摘されているらしい。すなわち先進国で科学技術が急速は発展を遂げ、家電と自動車が大衆的に普及し、庶民の暮らしが急激に豊かになっていく過程であった。いわば資本主義の黄金時代であったのかもしれない。この時代に「反資本主義の運動」が最も盛り上がったことは歴史の皮肉であると言わざるを得ない。80年代以降資本主義は金融資本主義の暴走へと移り、庶民は再び悲惨になる過程にあるような気がしてならない。


 ピケティ氏の問題提起には、敬意を表するし、尊敬すべき業績である。しかし「何を今更」という感はある。なぜなら一部の人たちにとっては、資本主義が人間を幸福にするシステムではないということは、感覚的にも、論理的にも分かりきったことなのである。

今までこのような問題提起がなされなかったのかといえば、そうではないと思う。ただ世の中から無視されたり、メディアに取り上げられなかっただけなのであろう。

もう一冊話題の本、水野和夫著「資本主義の終焉と歴史の危機」である。これは新書版で読みやすい。予約待ちで時間はかかるが図書館でも借りられる。水野和夫氏は証券会社のアナリストでむしろ保守の論客ではないかと思われるが、資本主義はもう限界にきていることを述べている。金利ゼロ、すなわち投資が利潤を生まない時代になっている。100年単位の長い年月を経て、人類は資本主義から次のステージに移行するのではないかと指摘している。人類は一日も早く「資本主義の終焉」をむかえて欲しいと思う。


 話は変わって、昨年末のサザンオールスターズのライブにアベチャンが出向いたらしい。そこで桑田佳祐はアドリブで先の衆院解散を揶揄する一節を入れて、アベチャンが驚いたとか。桑田佳祐は31日の紅白歌合戦、中継で「ピースとハイライト」を歌った。桑田のちょび髭は、チャップリンの映画「独裁者」よろしく、ヒトラーを揶揄したとも思われる。「ピースとハイライト」は往年のタバコの銘柄でもあるが、ピース(平和)とハイライト(極右)ともとれる。あの歌詞を見れば、時の権力者を強烈に批判しているし、思いっきり揶揄していることがわかる。「裸の王様」とはまさにアベチャン本人なのである。そんな歌詞を書いている桑田佳祐のライブにのこのこ出かけるアベチャンのアホさ加減、どんな神経をしているのだ。


 芸能人は政治的発言を控えることが多い。なぜなら山本太郎がそうだったように、仕事を干されるからだ。

菅原文太は晩年、政治的発言を積極的に行い、無農薬農業を進めた。沖縄県知事選の応援演説で次のように語った。

「政治の役割は大きく二つある。一つは国民を飢えさせないこと。安全な食料を供給すること。二つ目はこれが最も重要、戦争をしないこと。


 高倉健も菅原文太ほどではないが、無農薬野菜のコマーシャルに出たり、「戦後日本人は金に執着しすぎ」というようなことを言い、暗に現代社会を批判している。

宝田明はNHKで強烈な反戦メッセージを語り、直接的言葉ではないがアベチャンを批判している。これに対するNHKのアナウンサーの対応がひどかったという苦情がNHKに殺到しているらしい。

吉永小百合は原爆詞の朗読を行っているし、「九条の会」の賛同人にも名を連ねている。

戦前戦中を題材にした映画やドラマに出演している役者はその時代の理不尽さを知っているため、多くは反権力、反戦の意識が強いのではないかと思う。


 菅原文太は多くのヤクザ映画に出演し、強面で一見極右に見えるが、強烈なアベチャン批判者だった。対して2011年に亡くなった児玉清は、読書家でインテリ然としているが、強烈なアベチャンファンであった。児玉清がアベチャンファンであることに失望した人はたくさんいると思う。

ということで、芸能人には積極的な政治的発言をいてもらいたいものである。やはり影響力は大きい。


 私事でありますが、この年末年始は大変な状態でした。1230日に義母が94歳で亡くなりました。3日後の12日には孫が産まれました。年をまたいでわずか数日で、人の死と人の誕生に直面しました。こうして人は入れ替わっていくのだなという感慨がありました。思えば100年ちょっとで全員が入れ替わってしまうのです。今権力の中枢にいる人間は50歳代から60歳代でしょう。あと何十年も生きるわけではない。自己の欲の皮ばかりつっぱらずに、子孫のために少しでも良い世の中を残そうとは思わないのでしょうか。そのような無私で、哲人の悟りのような境地を開いている人間が本来、権力の座につくべきでしょう。と同時に謙虚さを持って権力を行使すべきであると思われてなりません。

某化学会社のキャッチフレーズにこんなのがありました。


The environment is borrowed from children. (環境は子孫からの借り物である)



inserted by FC2 system